飲食店の厨房や、水回りの床の一部が腐ってしまった時。「お店の床を全部張り替えると高額になるから、傷んでいるこの四角い部分だけを切り取って綺麗に直してほしい」というご要望をよくいただきます。
こうした「床の途中から切り抜く」作業や、長い板をミリ単位の狂いもなく真っ直ぐに切る作業において、職人が絶大な信頼を寄せる特殊な最新機材があります。
それが、「40V 充電式プランジマルノコ」です。
1. 「プランジ(飛び込む)」という特殊な切り方

- 工具名: 40Vmax 165mm 充電式プランジマルノコ(SP001GZ1等)
- メーカー: 株式会社マキタ(makita)
- 用途: 床面木材の切り抜き(部分カット)、長尺モノの高精度な直線カット
- 機材価格目安: 約45,000円(本体のみ)
前回ご紹介した一般的なマルノコは、板の「端」から切り進めるのが基本です。
しかし、この「プランジマルノコ」は、刃がカバーの中に完全に隠れており、本体を上からグッと押し下げることで、初めて刃が下に出現します。
これにより、板の端からではなく、床のど真ん中に刃を落として(プランジして)、そこから四角く綺麗に切り抜くという離れ業が可能になります。床下地やカウンターの「部分修繕」に無くてはならない機材です。
2. 長尺ガイドレールで「1ミリの狂いもない」直線カット
プランジマルノコのもう一つの大きな特徴が、専用の「長尺ガイドレール」と組み合わせて使用することです。
長い木材やパネルをカットする際、手作業のDIYや普通のノコギリでは、どうしても途中で線が曲がったり、切り口がギザギザになったりしてしまいます。
しかし、アルミ製の専用ガイドレールを板の上に敷き、その溝にプランジマルノコをカチッとはめ込んで滑らせることで、数メートルに及ぶ長いカットでも、定規で線を引くように「1ミリの狂いもなく真っ直ぐ、滑らかに」切断することができます。
切断面が完璧に真っ直ぐになるため、新しい木材をはめ込んだ時に隙間ができず、後々のグラつきや床鳴りを防ぐ頑丈で美しい修繕を実現できます。
3. 驚異の「粉塵キャッチ率」でお店を汚さない
店舗内で木材をカットする際、オーナー様が一番心配されるのは「木くず(粉塵)の飛散」です。
プランジマルノコは、ノコ刃全体が専用のカバーで密閉されているため、普通のマルノコに比べて木くずが外に飛び散りにくい構造になっています。
ここに、私たちが現場に持ち込んでいるプロ用の強力な集塵機(業務用掃除機)のホースを直接接続することで、カット中に出る粉塵のほとんどを瞬時に吸い込むことができます。
まとめ:機材の使い分けが「プロの仕上がり」を生む
壁の穴の補修などスピード重視の場面では「普通の充電マルノコ」を使い、床の部分補修や長いカウンターの精密切断では「プランジマルノコ+ガイドレール」を使う。
こうした適材適所のプロ機材の使い分けと、徹底した養生・ホコリ対策が、私たち『インテリアワーク』の高品質な施工を支えています。
「厨房の床の一部がブカブカする」「カウンターの傷んだ部分だけを綺麗に切り取って直してほしい」といった高度な修繕も、機動力と確かな技術を持つ私たちにお任せください!
