オフィスの修繕どうする?業務を止めない直し方と総務担当者の段取りガイド

社員が執務中のオフィスで静かにドアの建付けを調整する職人

オフィスの総務・ファシリティご担当者様。社内からこんな連絡を受けて、対応に困っていませんか?

  • 「会議室のドアが閉まりにくいんですけど」
  • 「執務室のカーペットがめくれていて、つまずきそうで危ない」
  • 「エントランスの壁、台車がぶつかって凹んでいます」
  • 「役員室の壁紙が剥がれてきていて、来客時に恥ずかしい」

どれも業務が止まるほどではない。でも放置すれば見栄えも安全性も悪化していく。かといって、社員が働いている執務室で工事などできるのか。ビル管理会社への申請も面倒そうだ——。

この記事では、店舗・オフィスの小規模修繕を専門とする私たち『インテリアワーク』が、社員が働いたままのオフィスをどう直すかを、総務ご担当者様の実務目線で解説します。

オフィス修繕の3つのハードルと、その越え方

ハードル1:「業務を止められない」→ 時間と区画の設計で解決します

オフィス修繕の作業時間は、大きく3つに分けられます。

作業の種類 施工できる時間帯 具体例
音・臭いの出ない作業 業務時間中でも可能 ドアの建付け調整、金物交換、家具のぐらつき補修
短時間で完了する作業 昼休み・会議室の空き時間 会議室1室のクロス部分補修、タイルカーペット数枚の交換
音・粉塵の出る作業 平日夜間・休日 壁の下地補修、床の広範囲の張替え、造作の解体

ポイントは、すべてを夜間・休日に回す必要はないことです。作業を種類ごとに仕分けて、日中にできるものは日中に済ませれば、夜間割増の費用も担当者様の休日立ち会いも最小にできます。私たちは見積もりの段階で、この時間帯の仕分けまで含めてご提案します。

ハードル2:「ビル管理会社への工事申請が面倒」→ 書類作成を代行サポートします

オフィスビルでの工事には、作業届・工程表・搬入経路図・作業員名簿・保険証書の写しなど、管理会社所定の書類提出が求められるのが通例です。初めてだと戸惑う手続きですが、私たちは都心の高層ビルを含む申請実務に慣れており、書類一式の作成をサポートします。担当者様には社内承認と提出だけをお願いする形で、手続きの負担を最小にします。

なお、オフィスの工事範囲には貸主側の承認が必要な区分(B工事)と、テナント裁量の区分(C工事)があります。詳しくはA・B・C工事区分の解説記事をご覧ください。

ハードル3:「稟議に使える資料がない」→ 明細付き見積もりと写真報告書をご用意します

総務のお仕事は、直すことではなく「直す判断を社内に通すこと」です。私たちの見積書は「一式」表記を使わず、部品代・作業費・諸経費の内訳を明記しています。稟議・決裁にそのまま添付でき、施工後は施工前後の写真付き作業報告書をお渡しするので、完了報告と経費処理もスムーズです(報告書の詳細は作業報告書とは?記載内容と確認すべきポイント)。

オフィスでよくある修繕と費用の目安

箇所 よくある症状と工事 費用目安(税別)
会議室・執務室のドア 建付け調整・ドアクローザーの速度調整/交換 15,000円〜(クローザー交換は30,000円〜)
ドアノブ・レバーハンドル ぐらつき・空転の修理、交換 18,000円〜(部品代別)
壁(エントランス・廊下) 台車傷・穴あきの下地補修+クロス復旧 25,000円〜
壁(会議室・役員室) クロスの剥がれ・汚れの部分張替え(1面) 30,000円〜
床 タイルカーペットのめくれ・毛羽立ちの部分交換 20,000円〜
給湯室・トイレ パッキン・金具交換、コーキング打ち直し 15,000円〜

※複数箇所をまとめてご依頼いただくと、出張費・養生費の按分で1箇所あたりの費用を抑えられます。箇所別の詳しい相場は店舗修繕の費用相場【箇所別一覧】もご参照ください。

「ついで修繕」のすすめ:オフィスの不具合は一度に棚卸しする

オフィス内の不具合箇所を撮影して棚卸しする総務担当者

オフィスの修繕依頼は、社員からの申告ベースで1件ずつ発生しがちです。しかし1件ずつの発注は、そのたびに申請・立ち会い・請求処理が発生し、総務の工数を最も消耗させるパターンです。

おすすめは、依頼が1件発生したタイミングで、フロア全体の不具合を棚卸ししてまとめて直す「ついで修繕」です。

  1. 社内チャットなどで「直してほしい箇所」を全部署から募る(写真添付で)
  2. 集まった箇所の写真を一括で送付いただく
  3. 私たちが優先度と時間帯を仕分けした見積もりを作成
  4. 1回の工事申請・1回の施工日程でまとめて解消

申請・立ち会い・検収・支払いが1回で済み、費用も按分で下がる。総務業務の時短として、最も効果の大きい進め方です。

よくある質問

Q. 社員が執務中のフロアでも、本当に作業できますか?

音・臭い・粉塵の出ない作業(建付け調整、金物交換など)は可能です。作業範囲をパーテーションや養生で区画し、動線を確保して行います。Web会議の多いオフィスでは、事前に作業時間帯を社内周知いただくとよりスムーズです。

Q. 夜間・休日の作業に、社員の立ち会いは必要ですか?

ビルの入館ルールによります。管理会社の立ち会いで代替できる場合や、鍵の受け渡しで対応できる場合も多いため、できるだけ担当者様の休日出勤が不要になる方法をご提案します。

Q. 1箇所だけの小さな修理でも頼めますか?

はい。ドアノブ1つから承ります。ただ、せっかくの機会ですので「他に気になる箇所はないか」のフロア棚卸しをおすすめしています。まとめる方が割安です。

Q. 原状回復や、レイアウト変更に伴う工事も相談できますか?

はい。間仕切りの補修・撤去、退去時の原状回復まで対応しています。原状回復については店舗の原状回復費用の相場と適正価格に抑える方法もご参照ください(オフィスにも同じ考え方が当てはまります)。

まとめ:オフィス修繕は「仕分け」と「まとめ発注」で楽になります

オフィスの修繕は、作業の時間帯を仕分ければ業務を止めずに進められ、不具合をまとめて発注すれば申請も費用も1回分で済みます。総務ご担当者様に必要なのは、この仕分けと段取りを一緒に設計できる業者です。

まずは気になる箇所の写真をお送りください。時間帯の仕分け案と、稟議にそのまま使える明細付きの概算見積もりをご用意します。

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写真を送るだけで、時間帯の仕分け案と明細付き概算見積もりをご案内。ビル工事申請の書類作成もサポートします。

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